これだけは譲れない健康第一

アクティブシニア





これだけは手に入れておきたいもの=「健康」



年を重ねてこそわかる、若い頃には理解しがたい感覚、というのは少なからずあります。
その代表が、「健康が一番大事」という考え方ではないでしょうか。



実際、シニア世代の同窓会では、何かと健康ネタに行き着くのが定番です。
以前にも書きました店舗内ミニサロンにお集まりの方の話題に耳を傾けると、やはり病気・健康の話題がダントツに多く耳に入ってきます。







お集まりの方々の中のどなたかが若々しかったりすると、「秘訣は何?」と聞きたくなるのも人情です。
とは言え、一定以上の年齢になると、見た目年齢は個人差が大きいので、同じアクティブシニアでも、自分がどんな目標を持って健康管理を実践するかの関心レベルも様々です。
しかし、他人の見た目はやはり気になるものです。



いろんな情報に振り回されたくはないけれど…



健康に関しては、毎年何かしら新説が生まれたり、新たなエクササイズがあみ出されたり、「実はこの食べ方でないと意味がない」と過去の通説を覆す説が出てきたり、こまめに情報収集すればするほど混乱してしまうほど、洪水のように情報が氾濫しているご時世です。
インターネットやテレビの情報番組を見ていると、その情報の多さに驚きすら感じます。
健康は、特にシニア世代には気になるキーワードですので、「つい振り回されてしまっている」という方も少なくないようです。







日常的に運動してきた方や長年自分なりの健康法を実践してきた方々は、自分流をベースに、多少新しいことを加える程度なので影響は限定的なのですが、これまで健康管理にシビアでなかった方が急に目覚めた場合、テレビや新聞、雑誌や口コミ経由のあらゆる情報が気になり、極端な取り組みにより、かえって健康に良くない状態になるという本末転倒になってしまうこともあります



よって、シニアターゲットの商品の売り手視点で考えると、その商材のエビデンス内容の信ぴょう性や説得力を担保するための実績や事例といった根拠・裏付け)はさておき、売り手側の都合や、その商材に対する過信・盲信が先行し、お客様に良かれと思いつつも、むやみに不安をあおるような表現やオーバートーク気味の販促をしてしまいがちになります。
そのようなお勧めの仕方は、一時的には効くとしても、後々印象が悪くなる可能性を秘めていると言えそうです。
ですから、扱う商材は、しっかりとした根拠・裏付けを取っておき、十分なお客様とのコミュニケーションを取りながらご紹介していくことが重要になってきます。



主に「食」を切り口に健康な体づくりを目指す場合



健康を気遣った食事を長年続けている方を除けば、大抵の場合、食事面で健康対策を始めるきっかけが何かしらあるはずです。







例えば定期健診で、治療は必要ないけれども「意識して気を付けましょうね」と指摘される「改善すべき数値」が見つかった時です。
高血圧、コレステロール値が高い等の結果に、「塩分は控えめに」「好きだけど魚卵は控える」と決意し、まずは対策別のレシピ本を買ったり、市民講座等で栄養面から学んだり、と行動に出ます。



そして、健康のために食材選びから調理方法に至るまで、できることはやってみようと頑張ります。
時には、身近で信頼できる人からのすすめで、補助的にサプリメントを摂ることもあるかもしれません。







食事は、毎日毎食ついて回り、長い時をかけて体を作る源なだけに重要です。
「今こうして元気でいられるのは妻のおかげ」と世の夫たちが素直に感謝の言葉を表現できるようになれば、夫婦間の会話も増え、笑顔も増え、さらに健康になれるかもしれません。



主に体を動かす習慣づけから健康を意識する場合



運動にも親しんできて、どちらかといえば体力にも自信があり、若く見えると自負する方のほうがむしろ、運動機能の衰えに対しては敏感です。



以前、これぞアクティブシニアという方がマラソン大会に参加し「去年まで平気だったのに、今回つらいのがショックだった」という話を聞いた時、ご自身の肉体の変化をある意味で客観的に見つめているなぁと感心させられました。



若い頃から運動習慣のある方は、このようにご自分に厳しいながらも過去の記憶と時系列で変化を照らし合わせて体調コントロールできますが、シニア世代になってから急に取り組む場合は要注意です。
「健康のために運動を始める」と張り切りすぎて怪我をした、筋を痛めた、という失敗談もしばしば耳にします。
その点プロのインストラクターの方の指導では、無理をせずしっかりと事前の柔軟運動をしながら指導してくれています。



食事面でも何でもそうですが、思い込みだけで突き進む「急激に」「極端に」は危険なのです。
言い換えると、素人ではなかなか対処できない、というところにビジネスが入りこむ余地がある、とも言えます。



実はコミュニケーション度合いが健康にも影響?







シニア世代の方々の健康意識へのモチベーションのレベルは、元々のライフスタイルに大きく左右されるのは確かですが、もうひとつ影響を与えているかもしれない要素が、日頃からどれだけ人とコミュニケーションをとっているか、ということも関係しているような気がします。
積極的に外に出向いて(家庭内においてももちとんのこと)他者との関りを持とうとする、つまり自らコミュニケーションを積極的にとろうとする姿勢が適切な情報収集・情報交換につながり、正しい判断への近道になっているのではないかと思います。
仲間同士で、「こういうのが体にいい」という肌感覚も含め、情報共有することの大切さを感じます。
そういったコミュニケーション上手なシニアの方々は、「運動=体を動かすこと」への解釈は実にしなやかで、無理してスポーツを始めたりせず、趣味の家庭菜園やガーデニング、犬の散歩、ウォーキング等を組み合わせて、バランスよく体を動かしておられることが多い気がします。
健康管理の問題は、実は、日常の趣味・習慣をはじめとするライフスタイルの結晶なのだということです。



シニアの為のサプリメントの使い方







先ほど、健康維持のため「サプリメント」にちょっとだけ触れましたが、ご利用になる場合は、以下のことにご留意いただきたいと思います。
健康のために、サプリメントや健康食品を利用していませんか?
あくまでもサプリメントや健康食品は、適切な食生活で、摂りにくい部分を補う程度と考えた方が良いです。



① 薬のような使い方はしない







サプリメントや健康食品は、医薬品とは違います
健康食品を薬と同じように病気の治療目的で使用すると、病気の治療が遅れる、症状が悪化する事があります。



②いくつもの製品を同時にとらない



健康食品の含有成分同士の相互作用が未解決な為、体調が悪くなった時、有害作用の原因を突き止める事が難しくなることもあります。



③薬と併用しない



慢性的な疾患の場合、健康食品の成分によっては、薬の効能が弱くなったり、副作用が強まることがありますので、ご使用になりたい場合は、かかりつけ医にご相談になり、ご使用になることをお勧めします。



④アレルギーに注意する



天然・自然由来成分を原料とする製品でも、因果関係が明確でないものを含め、アレルギーの被害報告が多数あります。



ということで、サプリメントや健康食品の健康へ及ぼす影響には気をつけましょう。



まとめ



今回取り上げた健康管理については、アクティブシニアが日常的な体のケアを行う上で、運動と食事という、大きく2つの方向から考えてみました。
健康は、日々の過ごし方、つまりは生き方と直結する問題だけに、各自が求める達成感も様々です。
発信される情報量の増加や健康意識の高まりはあっても、実行するためにどのような目標に向かって、具体的にどういった対応が必要なのかということも含めて、お客様とコミュニケーションを図り、等身大のお客様のニーズを浮き上がらせることが大切です。。
お客様の価値観の多様化がもたらすものは、それぞれの「こうありたい」にマッチした商品やサービスの数だけチャンスがあると考えてもいいでしょう



次回からは、今回取り上げました「ファッション」「足元」「健康」のついて、それぞれ少しずつ掘り下げていきたいと思います。

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