暑くても涼しげに着こなしたい~「服」の選び方と「汗」対策

アクティブシニア





少し外に出るだけで汗が吹き出てしまうこの時期、洋服の汗染みが気になることも多いですよね。実は同じ量の汗をかいても、洋服の色やデザインによって汗の目立ち方はかなり変わります。また、サラサラの汗はすぐに乾いて臭いも気にならないので、体質を改善することも大切です。汗でお悩みの方は、以下の点に着目してみたらいかがでしょうか。



服選び(デザイン)







体にフィットしすぎないゆったりしたデザインを選べば、肌への密着が少なく、服に汗が染み込む量も抑えることができます。体への密着が少なく肌に張り付く不快感も軽減されます。
また腕や脇に余裕のある服や旬のビッグシルエットTシャツなどの脇に密着しないデザインの服は、汗をかいても服にしみ込みにくいのでおすすめです。
さらにノースリーブや半袖をはじめ、首元や袖口が開いていて、適度に肌を露出して、熱を逃してくれるデザインもおすすめです。



ボトムスは長めの丈なら足首が見えると熱が逃げやすく快適に過ごせます。
マキシ丈の場合は、熱が篭りやすいので、ふわっと広がるデザインを選んでみたらいかがでしょうか。



服選び(カラー)







基本的には黒・白・ネイビーが「汗が目立たない3大カラー」と言われています。
迷った時はこのうちのどれかを選べば安心です。
この3色は、汗が染みた時でも汗染みと元の色とにあまり差がない色です。
特にサラっと涼しげに着こなせるのは、見た目にも爽やかな「白」でしょう。
水分を含んでもほとんど色が変わらないので、たくさん汗をかく人にオススメのカラーです。
ただ皆さんが黒・白・ネイビーだと個性は発揮しにくくなってしまいます。
さらに、グレー・カーキ・ベージュなどの落ち着いたカラーや、原色、パステルカラーなどは、汗をかいた時に目立ち易いというデメリットもありますが、これらのカラーも素材やデザインなどの選び方次第で涼しく着こなすことは可能です。次回はこの点を掘り下げてみたいと思います。



服選び(素材)



通気性・吸水性・速乾性の高い素材を選ぶと良いでしょう。
リネンやレーヨンなどの通気性が良い素材は熱が篭りにくく、また吸水性が高いコットンは、たくさん汗をかく時期には蒸れにくいので、肌が弱い人にもおすすめです。
また、透け感のあるレース素材は、夏にぴったりの素材です。
レース素材なら汗が目立ちやすい原色系のアイテムでサラリと着こなせます。
一方、速乾性の高いポリエステル素材は夏のアイテムとしては賛否が分かれる素材です。
ただ、綺麗めに着こなしたい方には、速乾性が高くカジュアル感が控えめなポリエステルはおすすめです。
次回はこの点も掘り下げてみたいと思います。



汗じみ対策







気になる汗のシミ。目立たせないようにするには?



汗をたくさんかくのは体にとって必要なことですが、洋服に汗がしみてしまうのは困りもの。汗染みが人目に触れることに抵抗を感じる女性は多いのではないでしょうか?
とはいえ、夏の外出で汗をかくことは避けられません。それならば、前述の汗が目立たない洋服選びに着目することで汗の目立ち方はかなり違います。
ところで、速乾性の高い汗はサラサラしているのが特徴です。



つまり、汗を目立たせないようにするには、汗の質を改善することも大切です。”洋服の選び方”と”サラサラの汗をかく方法”を取り入れて、夏のお出かけをもっと快適にしてみましょう。



座る時間が長いなら、”ボトムス”も要チェック



デスクワークなどで長時間座ることが多いと、お尻や太ももに汗をかいてしまうこともあります。そんな時はボトムスの選び方にも注意してみましょう。
基本はトップスと同じく、汗が目立たないカラーでふんわりしたデザインであることです。
ギャザースカートなら、おしゃれもしっかり楽しめます。
また、汗が目立ってしまいそうなアースカラーなら、素材選びで工夫するとよいでしょう。例えば、コットンを原料とした「キュプラ」などはレーヨンと同じ仲間の繊維で、吸湿性や放湿性が高いのが特徴です。



汗かきさんは”インナー”にもこだわりを



暑い夏はできるだけ薄着で過ごす、ブラジャーの上に直接服を着る、という方が多いかもしれません。ところが「夏こそインナーを着て欲しい。その1枚が夏を快適に過ごす近道」といいます。
「洋服の選び方だけでは対処できない」という方は、インナーで汗対策をしてみてはいかがでしょうか。
脇にパッドが付いたタイプは、定番のインナーと言えますよ。
カップ付きなら1枚で着られるので、バスト周りがすっきりします。
また、ボトムスの汗対策には「ショートパンツ」のインナーが有効だそうです。
インナーは何色か用意しておくと、透けずに、洋服に合わせやすくて便利でし、意外と涼しく、汗じみ対策など洋服にもやさしいです。



夏は1枚で着る、1枚で着たい、という方が多いTシャツの下でも実はインナーを着ていたほうが汗のべたつきが軽減されて心地よく過ごす事ができます。







「重ね着」と考えると暑苦しくなってしまうけれども、レイヤードファッションの一部として考えると機能性もあり、ファッション性もありでいいことばかりです。



サラサラの汗をかくため、すぐに始められる”生活習慣”



サラサラの汗は水に近く、すぐに乾いて臭いもあまり残りません。たくさん汗をかいてもサラリと過ごせるよう、普段から良い汗をかく習慣を身に付けましょう。



湿り気を残しながら拭く







本来、汗は体温を下げるためにかくものです。そのため、体温が下がりきっていないうちに汗を拭き取ると、さらに汗が出てきてしまいます。一番理想的なのは、少し湿り気を残しながら拭くこと。濡らしたタオルや汗拭きシートなどを使って、押さえるように拭くといいそうです。



冷たい飲み物は避ける







H3 冷たい飲み物は避ける



キンキンに冷えた飲み物を口にすると、汗腺が急に閉じて、体温調節がうまく出来なくなってしまいます。飲み物はできるだけ常温で、あるいは軽く冷やした物を少しずつ飲むようにしましょう。



こまめに体を動かす







質の良い汗をかくには、代謝を上げることが肝心です。でも、激しい運動は熱中症の危険性もありますよね。暑い時期は無理をせず、階段をこまめに使うなど、日常の中で出来ることを見つけてみましょう。



足湯で温まる







“入浴”は運動をせずに代謝を高める効率的な方法です。とはいえ、湯船に長く浸かっていると暑さでのぼせてしまいます。そこでオススメなのが”足湯”です。血流が滞りがちな下半身が温められて、全身にじんわり汗をかけます



まとめ



汗をかくことは体温調節であるため、体にとって大切なことなので、無理に止める必要はありません。
洋服の選び方や生活習慣を工夫して、暑い日もサラリと涼しげに快適に過ごしましょう。



ただ、暑い暑いと言われる日本の夏ですが、朝晩の寒暖差や冷房などで、意外と外は暑く、室内や電車内は冷房が効いていて寒くなっています。
その寒暖差での「冷房病」などと言われる体調不良を起こす方もたくさんおられます。
その為、さっと脱ぎ着できる薄手の「羽織り」は暑い夏の必須アイテムのようです。



次回は素材とデザイン面をもう少し掘り下げて考えてみたいと思います。

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